チーム紹介

全日本連覇時代の幕開け


S54対校コックス 虫明英彦


1. '79全日本選手権

79年の対校クルーは、全日本・インカレ(当時は同時開催)に、大きな期待を持って臨みました。入学以来質の高い練習をより多くこなしてきたと自負しており、'77年の全日本新人戦優勝の実績もあり、試合前の調子も上々だと感じていました。

しかしながら、全日本決勝の前日に行われたインカレ決勝では惜しくも3位となってしまい、ぎりぎり全日本決勝に出場できるといった状態になってしまったのです。コックスとしては、ペース配分・作戦のまずさを反省せざるを得ませんでした。周りを見すぎてクルー最良のペース配分を守れなかったのです。

全日本決勝では、周りを気にしすぎないようにして、それまで戸田のコースで培ってきた最良のペース配分に基づいて艇を操縦しました。競艇場過ぎと1000m付近に落ち込みがあったクルーの特性に合わせて「足蹴り」や「伸び・押し込みの強調」をいれました。結果的に他艇に先んじることができ、優勝することができました。


2. 現役部員の皆さんへ

日々の鍛錬は「勝つ」ためのものです。「量か質か」ではなく、質の高い練習をより多くこなすことが、勝利に結びつきます。レースに臨んでは、自分たちとして最良の漕ぎをすることで結果がついてくるのだと思います。周りを気にせず自己最高の漕ぎができるよう、頑張っていただきたいと思います。


3. 高校生の皆さんへ

東大を目指している皆さんもそうでない皆さんも、自分の夢に向かって頑張っていることと思います。最大の努力を常に続けていけば、遅かれ早かれ必ず夢はかないます。目先の結果や周りの状況に挫けることなく、その時にできる最大の努力を続けていっていただきたいと思います。


虫明英彦 (むしあけひでひこ)

1982年工学部航空学科卒業
同年、三井造船株式会社入社。
現在は株式会社本田技術研究所勤務。
2年次に新人選エイトで優勝。
4年次にはその後の4連覇の足がかりとなる、全日本エイトで優勝した。